2020年最初のFCAJ定例会は日立製作所・「協創の森」にて開催されました。
テーマは「産学連携」です。日本のイノベーション力の主成分である研究開発力、特に基礎研究力の低下は明らかになっています。そのボトルネックの一つが産学連携です。
ところが、産学それぞれが、単に連携したり、単独で解決しようとしても限界がある、というのがFCAJの見解です。「プルーラル・セクター」のような触媒になる場や仮想的組織が不可欠です。
いつもとは異なる視点で、各企業、文部科学省、経済産業省、大学から、産学・官民の関係者が今後の産学連携のプロトタイプにつながる構想についてオープンに、活発かつシリアスに議論しました。
【日時】2020年1月24日(金)13:30〜18:15
【場所】日立製作所「協創の森」(国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地)
【内容】
◆インプットステージ◆
「新産業創出による社会変革を進める産学連携プロセスとエコシステム」事例紹”European Cluster Collaboration Platform”などの取り組み:FCAJ代表理事 紺野 登氏
インストラクション1:「共創の先にあるもの:現実社会と向き合う産学ラボと地域エコシステムの形成」日立製作所
インストラクション2:「産学連携のビジョンと課題~これまでの官民FCの振り返り~」文部科学省産業連携・地域支援課長 斉藤 卓也氏、経済産業省大学連携推進室長 川上 悟史氏
ゲストトーク1:「”One Earth Guardians”プログラムや、フィンランドでのバイオエコノミー実践における意識改革」東京大学農学生命科学研究科准教授 五十嵐 圭日子氏
ゲストトーク2:「社会善・共通善をベースとした成長ビジネスのアイデアと仕掛け・仕組みと人材」SUNDRED株式会社CEO 留目 真伸氏
ゲストトーク3:「倫理的羅針盤としてのアカデミアの役割と今後の多元的な組織や人材連携」FCAJ特別アドバイザー、工学アカデミー上級副会長、日立製作所フェロー 小泉 英明氏
◆ワークアウトステージ◆
ナビゲーター/FCAJ BAO 沖田 京子氏
インストラクション:「産学連携におけるアイデアからエコシステム形成に向けたブリッジング機能をいかに働かせるか」
グループワーク1:ブリッジング機能・組織の在り方についてグループトーク
グループワーク2:アクションプラン(プロトタイプ)の構想