都市の気候復元力-イースト東京における都市のレジリエンスを高めるための新事業とは-

2019年FCAJ第5回定例会

今年から欧州ではFCAなどが主導しGlobal Lab(※)というイニシアチブが始動していますが、第1弾のテーマが「Climate Resilience(気候変動への強靭性)」です。
※ボーダレスな課題に対してソサエタルイノベーションを興すために、グローバルレベルで各国のFCやイノベーションセンターなどが連携し、解決策をプロトタイピングしていくイニシアチブ

レジリエンスというキーワードが広がって久しいですが、包括的な感が否めませんでした。一方、昨今の災害などを経験している私たちには「都市の気候変動に対する復元力」は具体的な問題になっています。
今回のFCAJミーティングは、イースト東京を舞台に気候変動からより広い都市のレジリエンスを起点に新しい産業や事業、都市のイノベーションを考える場となりました。
欧米に比べ日本は気候変動への関心が薄いという調査もありますが、したがって場から実践が生まれていなければを狙いにしています。

【日時】2019年10月23日(水)13:30〜18:10

【会場】BRIDGE Fujikura Innovation Hub

【内容】
◆インプットステージ◆

テーマオーナートーク

(1)「レジリエンス視点での都市のアップデート」日建設計NAD
(2)「江東区における企業としての取組み」株式会社フジクラ

ゲストトーク

(1)コミュニティ視点
「喫茶ランドリーを通じた最先端のコミュニティ起点の場づくり」株式会社グランドレベル 田中 元子氏
(2)教育視点
「子どもや若者の成長を支援する社会教育事業やチャンス・フォー・チルドレンの紹介」NPO法人夢職人 岩切 準氏
(3)アート・文化視点
「海外アーティスト向けクリエイティブレジデンスから見たイースト東京の魅力」ALMOST PERFECT東京 Luis Mendo氏 岡田 有加氏
(4)移動・インフラ視点
「復興復旧・防災の取組み、災害にしないためにどうするか」UR都市機構 村上 卓也氏
(5)行政・制度視点
経済産業省 産業技術環境局 環境経済室長 梶川 文博氏

◆ワークアウトステージ◆
「2030年にイースト東京のレジリエンスを強化しているための事業とは?」
グループワーク:都市気候回復力視点で新事業や新産業を構想する