社会課題が複雑化するなか、産官学民の多様な関係者が多層的に連携・共創して解決を目指すオープンイノベーション2.0を推進する人材が求められています。そのあり方を学ぶアカデミーの第1回を6月21日に霞ヶ関の官民共創ハブにて開催しました。
【全3回の目的と構成】
自分を知り(Will発掘)、社会課題を知り(SDGs進捗、日本の現状)、自社のサステナビリティへのコミットメントと照らし合わせて、共通の駆動目標(共創テーマ)を創出し、実行に移すための「場のリーダーシップ」について理解を深める。
・第1回(6/21)「自身の使命感やダイナモ力を呼び覚ます」
・第2回(9/19)「自社の目的を踏まえ、社会課題を解決するビジネスを構想する」
・第3回(秋に予定)「場のリーダーシップを発揮する」
【第1回「自身の使命感やダイナモ力を呼び覚ます」】
<日時>6月21日(金)15:00-18:00
<講師>仙石 太郎(FCAJ理事、(一社)知識創造プリンシプルコンソーシアム 共同代表)
<プログラム>
1)ダイナモ度を測る
2)ダイナモとは何か
3)自分のなかのダイナモを呼び起こす
① 自分を知る ② 自分の価値観を知る ③ 自分のなかの社会性を知る ④ 自分のWillを知る
ダイナモは上司の期待に忠実なアウトプットをつくる人ではなく、社会や市場、顧客をよく見て、隠れた問題とその本質を考え、解くべき課題や目的を自ら設定し、解決に向かって情熱的に突き進む人たちです。
当日は、人生曲線や偏愛マップなどのシートを用い、ペアワークを通じて、自身のWILL(意志・意欲)を発掘しました。特に偏愛マップは、社内外での共創プロジェクトの立ち上げ時などに活用すると、チーム内の信頼関係構築に役立つのではという感想も聞かれました。
参加者からは、「自分一人だけでは気づけない本当の自分を見つけられた気がします。業務に追われてこういうことをなかなかできないのが現状でしたが、大切な時間だなと思いました。」、「内省はイノベーションの一つキーワードだと感じているので、過去と現在から自身のコンピテンシーを見つけられたのはよかった。」等々の感想が寄せられ、自身のダイナモの源泉を認識する機会となりました。