企業単独ではなく社会とつながるオープンイノベーション2.0では、社会や顧客の機会やニーズを企業の資源と繋げていく場が鍵になります。そこでデザイン思考をはじめとして、デザインという知的資源を有効に活用すべきだと考え、あらためてデザインと産業や経営との関係に向き合うためにデザインラボという試みを展開しています。
多くの企業で「イノベーションへの道筋が見えない」「短期志向のため長期的な取り組みが難しい」という課題に直面していますが、マクロ的な論理とミクロ的な視野狭窄の相互理解を促す手法や表現をデザインという行為が媒介すると「人」の視点が入り、自分ゴトとして納得しながら行動変容や意識改革が促せます。
デザインは、アフォーダンスやメタファーを駆使し人に寄り添う界面を新たに創り、人と社会の関係性をカタチとして与える一つの方法であり、それを組織的に実現することがデザインマネジメントでもあります。