フィンランドの科学技術イノベーションを担うVTT技術研究センターのバイスプレジデント3名の来日に伴い、10月8日にFCAJメンバー企業3社(パナソニック、日本ガイシ、NTTデータ)とのダイアログセッションを実施しました。
VTTはヨーロッパを代表する研究機関のひとつで、2,300人以上の専門家を擁し、社会変革をもたらす技術的なシステミック・ソリューションの開発に取り組んでいます。
そのVTTがフィンランドやE Uで進める、サステナビリティやGX、スマートシティ、ソーシャルインクルージョンなどをテーマに具体的な連携の可能性を探る機会となりました。
はじめに、VTTバイスプレジデント3名から上記のテーマに関するプレゼンテーションがあり、その後にFCAJメンバー企業3社から、同テーマに関する取り組みや技術の紹介とQ&Aという形で、具体的な意見交換をしました。
サステナビリティやGXなど社会変容を促す上で、市民に何らかの我慢を強いるアプローチは持続的ではなく、いかにwin-winなソリューションを構想できるかや、分断されている都市データの横断的な利活用、不測の事態を想定した自給自足型のレジリエントな都市デザインなど、双方の連携の接点を探るディスカッションとなりました。
また、VTTとの連携のみならず、参加したFCAJメンバー企業同士のネットワーキングにもつながる機会でもありました。
今後、具体化に向けたフォローアップも検討しています。